省エネ可視化基礎講座

再エネの前に省エネの点検は十分ですか?

カーボンニュートラルの取り組みは、プライム市場に上場する大手企業では必須となっています。 気候変動に関する情報開示が進む中で、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量削減に注目が集まり、すでに一部の企業では取引先に排出量の報告を求めています。

そして、要請に応じる企業と応じない企業で取引先の選別が始まりつつあります。中小企業であっても大手企業と取引をしている場合、早晩、温室効果ガス排出量の報告と削減計画提出は避けられなくなっています。 このような情勢の中で、新聞やテレビ、インターネット等の断片的な情報を寄せ集めて温室効果ガスの排出量を算定し、さらに削減計画を策定して実行するのは困難です。

また、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した欧州の天然ガス等化石燃料の供給制限と経済制裁により、日本でもエネルギー価格が上昇し、これに円安が加わって毎月電気代・ガス代・石油代が上昇を続けています。さらに、日本が優れた省エネ効率で世界に先駆けたのは1990年代までであり、現在は英独の後塵を拝しています。

そこで、本講座では、温室効果ガスの削減と、電気代等のエネルギーコスト削減について矢面に立つ総務部門・環境推進部門・経営企画部門の責任者の方と、実務を担当する方を対象に、事業者内の脱炭素(CO2)を進めるための「物差し」を獲得して頂くため、具体的な進め方として省エネの可視化と効果について解説します。

視聴URL、視聴方法は、お申込み後 事務局よりメールでご案内いたします。
公開日:2022年12月21日(水)~
視聴期間:30日間
視聴期間内であれば、何度でも繰り返しご覧いただけます。
レジュメ資料:あり

プログラム

1.カーボンニュートラルについて正しく理解する

(1)温暖化とカーボンニュートラル

国内外で温暖化が原因とされる事象を確認し、温暖化のリスクを身近なものとして認識するとともに何らかの行動が必要であるとの危機意識を共有します。

(2)カーボンニュートラルの必要性 ~誰か一人が理解しても成果はできない~

1)カーボンニュートラルのイメージを正しく捉える
2)カーボンニュートラルの定義
3)何故カーボンニュートラルが必要なのか
4)カーボンニュートラルはコストなのか

2.脱炭素化の進め方として、有効な方策を整理して理解する

(1)グリーン成長戦略14分野の商用利用可能年は?

(2)再エネと省エネの特徴と実力

(3)円安・ロシアウクライナ情勢を踏まえた電力価格高騰の行方

(4)カーボンニュートラルの現実解の選択

3. 現実解としてのエネルギー使用量の総量を削減する省エネの効果的な取組み方

(1)エネルギー使用量の可視化

1)エネルギー使用量の可視化は、CO2の可視化と同じ
2)CO2排出量の削減は、エネルギー使用量の削減により実現する
3)改正省エネ法は、電化と非化石を進めるもの~再エネ由来の電気・ガス・バイオ燃料も削減の対象~
4)可視化の手順と電気・ガス等のエネルギー削減のポイント

(2)省エネ投資と補助金等の支援制度の活用方

1)省エネ投資は、本業への投資
2)補助金活用のポイント

  ◦このポイントをはずすと、採択されても補助金が交付されない
  ◦実際に自社で使える補助金の探し方

3)視点を広げると補助金より優位な支援策もある

4. よくある質問

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講師

伊藤智教氏_

エコエナジー株式会社
代表
伊藤 智教 氏

1959年愛知県豊田市生まれ。大学卒業後、民間企業を経て2002年より現職。エネルギー管理士。【省エネ】、【デマンドレスポンス】、【エネルギーマネジメント】など企業に利益を生み出す支援をするエキスパート。独自開発した運用改善による省エネプログラム「知省®」等を760以上の事業所で実施し、10~50%のエネルギー削減およびCO2排出量の削減をしている。カーボンニュートラルには、得意とするエネルギー管理の観点からアプローチし、事業所ごとに最適かつ最短・最安の方法を提案し、大手企業から中小企業、自治体に至るまで、省エネ・温暖化対策を成功に導いている。

省エネ可視化基礎講座

レベル

価格:22,000円(税込)