サプライチェーン排出量(Scope1.2.3)算定実務 基礎講座(LIVE配信)

実務に必要なGHG排出量の「測り方の基礎」を理解する。

気候変動対応の世界的な流れが加速していく中、経営戦略として環境要素や社会課題をビジネスにきちんと組み込み、リスクや事業機会を認識することが求められています。その第1歩として企業が取り組むのは『サプライチェーン排出量の把握』です。

サプライチェーン排出量とは、原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量です。サステナビリティ情報開示基準などに盛り込まれるなどその重要性は高まっています。
これらを把握するためのScope(算定範囲)の種類は下記の3つがあります。

  • Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
  • Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
  • Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
出所:環境省・経済産業省 グリーン・バリューチェーンプラットフォーム

事業者自らによる温室効果ガスの直接排出量ややサプライチェーン排出量の全体像を把握することで、優先的に削減すべき対象を特定できます。

サステナビリティ情報開示基準などに盛り込まれるなどその重要性は高まっており、上場企業などサステナビリティ情報の対象となる企業、その取引先企業など、排出量算定に取り組む企業は増えてきています。

一方で、

  • 専任担当者がいないのでどう相談したらいいかわからない
  • ツールを導入したが、うまく使いこなせていない
  • 算定ルールはどの情報から得たらいいかわからない

など実務を進める上で課題があります。

本講座では、実務者の方に向けて、SCOPE算定に必要な算定の考え方、計算方法等の基本ポイントを押さえ、何をどのように実践していくか判断力や実務を進める上での勘所を掴むことを目的としています。

申込締切:2024年6月25日(火)

プログラム

14:00~16:30

◇ 排出量算定が必要な背景と活用

  • 排出量を算定するメリット、デメリット
  • カーボンマネジメントのサイクル
  • 算定結果の活用方法

◇SCOPE1,2,3排出量算定の基本

  • 基本的な算定方法
  • 計算のポイント

◇SCOPE1,2,3排出量算定のステップ

  • GHGプロトコルにおける「算定の諸原則」
  • 5つの算定ステップ

◇Scope1,2の解説

  • Scope1
  • Scope2

◇ Scope3 各カテゴリの解説

  • カテゴリ 1 (購入した製品・サービス)
  • カテゴリ 2 (資本財)、 3 Scope1,2 に含まれない燃料及びエネルギー関連活動)
  • カテゴリ 4 (輸送・配送 上流)、 9 (輸送・配送 下流)
  • カテゴリ 5 (廃棄物)
  • カテゴリ 6 (出張)、 7 (通勤)
  • カテゴリ 8 (リース上流)、 13 (リース下流)
  • カテゴリ 10 (販売した製品の加工)
  • カテゴリ 11 (販売した製品の使用)
  • カテゴリ 12 (販売した製品の廃棄)
  • カテゴリ 14 (フランチャイズ)、 15 (投資)

◇よくある質問

◇質疑応答

途中休憩あり。
内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
本講座は質疑応答時 講師と受講者 双方でコミュニケーションがとれます。
受講者は、アーカイブ配信(見逃し配信)を後日視聴いただけます。期限は30日間です。
レジュメ資料配布:あり

申込締切 2024年6月25日(火)

受講者の声

  • 排出量算定の具体的手順を把握することができた。
  • Scope3のカテゴリごとの考え方を知ることが出来た。
  • 自社のCO2排出量の算出に役立てたい。
  • トレンドや実務上の考え方など、短時間で効率よく確認することができた。
  • 実務に近い詳細のご説明が参考になりました。
  • 自社のカーボンニュートラルへの取組み検討に活かしたい。

講師

平下 達矢 氏

中部電力ミライズ株式会社
カーボンニュートラル推進本部
再生可能エネルギーサービス開発部 課長
平下 達矢 

一般社団法人
炭素会計アドバイザー協会
公認講師

京都大学経済学部経済学科卒業後、1992年中部電力株式会社へ入社。1995年に日本経済研究センター派遣となり、マクロ経済分析と予測に携わる。1997年よりカナダのカンファレンスボード・オブ・カナダ(経済研究機関)に在籍。1998年より中部電力に戻り、経営戦略本部、販売本部等を経て、2012年より環境部署にて省エネ法・温対法報告、フロン排出抑制法報告、自治体各種温暖化対策関連報告等を担当。2018年以降は、サプライチェーン排出量算定、CDP回答、TCFD情報開示にも携わる。合わせて、2020年から2年間、電気事業連合会の地球温暖化問題検討会の副主査を務め、温暖化に関する各種政策について、経産省・環境省との折衝に関わる。2022年から現職にて、これまでの経歴を生かし、脱炭素コンサルサービスの開発を行っている。

オンラインセミナーの注意点

【視聴について】

  • 本講義はオンライン配信にて実施をいたします。
  • イヤホンやヘッドセットでのご受講を推奨します。
  • インターネット回線が安定した環境下で、PCでご受講できる環境をご用意ください。

【受講上のご案内】

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  • ※ご案内メールがシステムの都合届かない場合がございます。2日前までに届いていない場合はセミナー事務局までお問い合わせください。

【アーカイブ配信について】

    • アーカイブ配信(見逃し配信)は、受講者のみへの配信となります。
    • 開催後、3営業日後を目途に事務局よりメールにて視聴URLをお送りいたします。

【受講上の注意点】

  • 原則 LIVE配信となりますのでご注意ください。
  • 領収書はマイページよりダウンロードすることができます。
  • 本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
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サプライチェーン排出量(Scope1.2.3)算定実務 基礎講座(LIVE配信)

レベル

価格:22,000円(税込)