避けて通れない環境対応

実務者として押さえておくべき環境諸法を学ぶ

ZEB・ZEHをはじめ、建築・不動産業界では環境の対応が必須の時代になりました。また近年、大手企業を中心に環境専門のコンサルタントと契約するケースも増えてきました。彼らは契約まわりのサポートは行いますが、実業務のプロジェクト立ち上げの段階などでは、担当者自らが最新の法律の改正有無などにアクセスする必要が依然として残っています。

近年の改正などで、特に業界として気になっている法律としては以下が挙げられます。

 

上記の通り、建築基準法をはじめとし、環境やエネルギーなど業界を取り巻く規制は多岐に渡ります。こうした規制の新旧のアップデートを担当者がいちから調べるのは、業務遂行時のひとつのハードルとなります。

そこで本講座では主要な法律の概要をおさらいすると同時に、どの業務にとって規制となるのか、皆様のご業務上での注意点を重視した内容にいたします。これによって、漏れなく総ざらいしたい方や、ご自身に関連する法律をピックアップして受講したい方など、多彩なニーズに応える講座にいたします。

本講座で解説する諸法律

大気汚染防止法/ 水質汚濁防止法/ 騒音・振動規制法/ 土壌汚染対策法

労働安全衛生法/ 化管法/ 省エネ法/ 温暖化対策推進法/ 関連条例

廃掃法/ 各種リサイクル法/ プラ資源循環促進法/ 都市緑地法 など

 

プログラム 5月29日 配信予定

第1部

講義時間:120分

1.環境法規制違反の法的リスク

(1)多様な環境・廃棄物規制違反によるリスク

(2)行政対応・規制対応の難しさ

(3)不動産取引における事業者間の紛争リスク

2.建築基準法規制の概要

3.主要な環境法規制のポイントと違反事例 (変更の可能性あり)

(1)不動産の開発規制(宅地造成等規制法、河川法、砂防法、森林法、その他各種の開発規制法)

(2)工場操業中の環境汚染規制(大気汚染防止法(アスベスト規制)、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法)

(3)従業員の安全確保のための規制(労働安全衛生法、化管法(PRTR法))

(4)エネルギー、温室効果ガス排出に関する規制(省エネ法、温暖化対策推進法、GX推進法)

(5)廃棄物の排出・リサイクルの規制(廃棄物処理法、プラ資源循環促進法、建設リサイクル法その他各種のリサイクル関連法)

(6)その他(騒音規制法、振動規制法)な考え方・リスク

第2部

講義時間:120分

都市緑地法の基礎理解と改正法を活用する際のポイント

・都市緑地法とは

・まちづくりGXと緑の基本方針

・都市緑地法・都市開発資金法について

・緑と調和した都市環境の整備への民間投資の呼び込み

・緑地確保事業

・都市再生特別措置法の改正による脱炭素都市再生整備事業

・再エネ利用設備などの導入のポイント/ 実際の企業事例

 

※配布資料あり

講師講義資料(一部抜粋)

第1部

講義では「リスク」に焦点を当てて、環境・廃棄物や行政対応、不動産取引で発生する事業者間の紛争に
重きを置きます。その上で、環境関連諸法の各項目を「参考情報」「問題点」「対応事例」の3点でケース化。

業務上で起きうるリスクを関連諸法ごとにピンポイントでおさえることができます。

第2部

都市緑地法改正では気候変動や生物多様性、その他 土地や地域の特性を反映したプロジェクトなのかなどが評価対象となります。

本パートでは都市開発における緑地や脱炭素化を進める民間企業の担当者向けに、制度の理解から資金援助の申請方法、法制度の活用時の立ち回りのポイントについて学びます。

講師

第1部

牛島総合法律事務所
猿倉 健司 氏 パートナー弁護士

2007年弁護士登録。CSR推進協会環境部会、環境法政策学会、MULTILAW不動産プラクティスグループなどに所属。環境リサイクル・エネルギー・製造・不動産分野では、国内外において、行政自治体・周辺住民対応、不正・不祥事に対する危機管理対応、企業間・対住民紛争、新規ビジネスの立上げ、M&A、IPO上場支援等を中心に扱う。

著書「実例で学ぶ環境規制と法的リスクへの対応」(第一法規)、「不動産取引・M&Aをめぐる環境汚染・廃棄物リスクと法務」(清文社)、「Legal 500 Environment Comparative Guide: JAPAN」のほか、数多くの寄稿・執筆、講演・研修講師を行う。

 

第2部

宮城栄司 氏

長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士

2010年弁護士登録、長島・大野・常松法律事務所入所。不動産、エネルギー、インフラ分野を中心に企業法務全般を取り扱う。特に不動産分野においては、国土交通省への出向経験を活かして多数のアドバイスを行っている。また、近時はテクノロジーやカーボンニュートラル、水素、農林水産分野など新しい分野も精力的に取り扱う。著書には『ESG法務』、『カーボンニュートラル法務』、『逐条解説 不動産特定共同事業法 第2版』(いずれも共著)等がある。

 

オンデマンド配信の注意点

【受講上の注意事項】

  • 本講義には質疑応答はございません。
  • 本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。
  • 同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。(著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。)
  • 本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
  • これらが確認された際は、弊社のサービスの利用停止と、法的措置をとらせていただく可能性があります。

【お申し込み・キャンセルについて】

  • 視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。

建築・不動産業界のための 環境関連法 解説講座(オンデマンド配信)

レベル

価格:49円(税込)