欧米では既に重要な位置付けとなっている『DSF』とは?
海外のビジネスモデルから新事業への糸口を掴む!
エネルギーバリューチェーンは従来の大型発電所から一方向型で電力供給する供給モデルから大多数のプロシューマーおよびVPP/DRアグリゲータと双方向型で電力取引を行う供給モデルへ変革していくと想定されます。
そこで重要な位置づけとして期待されているのが、デマンド・サイド・フレキシビリティ(DSF)です。
デマンド・サイド・フレキシビリティ(DSF)とは、デマンドレスポンスやVPP、デマンドサイドマネジメント等を包含する言葉です。
エネルギー需要家の敷地内にある自家発、コージェネ、生産プロセス、蓄電池等を制御し、電力負荷パターンをコントロールすることで、電力システムへ価値提供することで金銭的な収益を得るビジネスモデルです。
既にエネルギー小売自由化およびカーボンニュートラル実現に向けた再エネ普及拡大が先行する欧州エネルギー市場にて活用されています。
本講座では欧米における「デマンド・サイド・フレキシビリティ(DSF)」ビジネスの基本動向、市場背景および3つのビジネスモデルのタイプ別事例を解説します。
最近のエネルギー調達コストの高騰により事業収益性が低下する市場環境において、いかにDSFを活用し事業収益性を確保しリスクを低減すべきか、エネルギービジネスにおける新しい事業への糸口を掴むことを目的としています。
プログラム
デマンド・サイド・フレキシビリティ(DSF)定義と市場背景
- DSFが必要となっている背景
- DSFとERABとの違い
- DSFによる5つの収益要素
- 欧米におけるDSF活用の変遷
- 欧州におけるDSF活用、アグリゲータ参入状況
- 今後のDSFによる収益構造の変化
欧米におけるDSF活用ビジネスモデル
- 3つのビジネスモデル と 事例
- 標準DRアグリゲーター型、低価格電力供給型、顧客決定権付与型
DSFビジネスプラットフォーム
- 4タイプのDSFプラットフォーム
日本市場への示唆
- 国内におけるDSFによる収益構造の見通し
- 日本におけるビジネスチャンス
まとめ
質疑応答
※ 途中休憩あり。
※ 内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※ 本講座は質疑応答時 講師と受講者 双方でコミュニケーションがとれます。
※ 受講者は、アーカイブ配信(見逃し配信)を後日視聴いただけます。期限は30日間です。
※ 申込締切 2022年9月26日(月)
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講師
アビームコンサルティング株式会社
産業インフラビジネスユニット エネルギー担当 ダイレクター
山本 英夫 氏
大手都市ガス会社におけるエネルギーソリューション営業部門を経て、2001年よりアビームコンサルティングに入社。 エネルギー供給企業とエネルギー需要家とが関係する領域を専門領域として、エネルギー事業会社に対して新規イノベーションビジネスモデル策定支援、新規事業計画策定支援、営業戦略策定等の支援を多数実施するとともに、エネルギー需要家に対しても、エネルギーマネジメント改善コンサルティングに関するプロジェクト等を多数実施。
著書:「欧米先進事例に学ぶデジタル時代の電力イノベーション戦略」(共著 毎日新聞出版)