トランプ大統領の「パリ協定」と「気候変動枠組条約」からの脱退で、実際のところどうなる米国の脱炭素政策?
Speakers

Tom O' Sullivan 氏
- Mathyos Global Advisory K.K 創業者兼代表取締役
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、ドイツ銀行、プライスウォーターハウスクーパースにおいて最高執行責任者(COO)などの上級管理職を歴任し、日本および香港を中心とするアジア太平洋地域において、数々の企業へ事業開発支援、共同の事業の立ち上げ、また事業コンサルなど30年以上に亘り実施。
また土木技術者でもあり、公認会計士の資格も保有し過去10年間は国際エネルギー分野に特化して活動。
国際的な組織に対し、戦略策定や国際業務に関するアドバイザリーを提供している。
セッション概要
世界の脱炭素政策は困難は伴いつつも、前進をこのまま続けるものと思われていました。しかし、トランプ大統領の再選によって米国は一気に脱・脱炭素へ。当初、その影響は限定的とみられていましたが、協定からの離脱、そしてEVや風力発電を筆頭に如実に影響が出ています。さらにこの影響は当然、米国だけに留まりません。この状況下で企業担当者に必要なのは何でしょうか。それは脱炭素市場の変化がどのように発生し、どのように伝播していくのか、それを分析する視座です。その視座次第で、事業活動の浮沈が決まります。