タイトル

実務に必要なサプライチェーン排出量算定の全体像・ステップの基本を理解する。

サプライチェーン排出量の算定と開示は、CDP、GRI、TCFDといった企業評価や情報開示の世界では企業を評価する際の項目として組み込まれており、 既にグローバルスタンダードになってきています。

サプライチェーン排出量とは、原材料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連の流れ全体から発生する温室効果ガス排出量です。 これらを把握するためのScope(算定範囲)の種類は下記の3つがあります。
・Scope1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
・Scope2 : 他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
・Scope3 : Scope1、Scope2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

20230321-SCOPE3
20230321-SCOPE3

サプライチェーン排出量の全体像(総排出量、排出源ごとの排出割合)を把握することで、優先的に削減すべき対象を特定できます。長期的な環境負荷削減戦略や事業戦略策定のヒントを導きだすこともできます。 特に、サプライチェーンを対象とするSCOPE3はカテゴリが15項目あり、どれがどの項目に該当するのか、どこまでの範囲を行うのかを適切に判断し、実施しないと際限がなくなってしまいます。

本講座では、初めて実務につく方に向けて、SCOPE3を中心に、CO2排出量・SCOPE算定に必要な知識を学び、算定の考え方、計算方法等の理解促進をします。 サプライチェーン排出量の実務の全体像を掴み、何をどのように実践していくか判断力や実務を進める上でのイメージを掴むことを目的としています。

※ 途中休憩あり。
※ 内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※ 本講座は質疑応答時 講師と受講者 双方でコミュニケーションがとれます。
※ 受講者は、アーカイブ配信(見逃し配信)を後日視聴いただけます。期限は30日間です。
※ 申込締切 2022年3月24日(金)12:00
※ 本講義は、事業会社に向けた講座のため、シンクタンクやコンサルティングファーム、算定支援サービス企業等の方のお申込・ご参加はお断りさせていただきます。あらかじめご了承ください。

プログラム

◇ SCOPE3の役割と算定の進め方の基本

・SCOPE1,2,3 の範囲と基本的な考え方
・GHGプロトコルと基本ガイドライン
・算定の基本、排出原単位の種類 算定のステップについて

1、目的の明確化
2、算定対象範囲の設定
3、カテゴリの抽出
4、カテゴリ内での特定
5、活動量の収集算定
15のカテゴリーを学ぶ
・カテゴリ 1 (購入した製品・サービス)
・カテゴリ 2 (資本財)、 3 Scope1,2 に含まれない燃料及びエネルギー関連活動)
・カテゴリ 4 (輸送・配送 上流)、 9 (輸送・配送 下流)
・カテゴリ 5 (廃棄物)
・カテゴリ 6 (出張)、 7 (通勤)
・カテゴリ 8 (リース上流)、 13 (リース下流)
・カテゴリ 10 (販売した製品の加工)
・カテゴリ 11 (販売した製品の使用)
・カテゴリ 12 (販売した製品の廃棄)
・カテゴリ 14 (フランチャイズ)、 15 (投資)

受講者の声

  • Scope3のカテゴリについてよく理解できた。
  • 実務に近い詳細のご説明が参考になりました。
  • 自社のカーボンニュートラルへの取組み検討に活かしたい。
  • Scope3排出量の具体的算定方法のイメージがついた。
  • 実際に排出量を算出するうえで役立てたい。
  • 初めて算定に携わるが、理解しやすい講義だった。
  • 説明がわかりやすく、気をつける点なども合わせて聞く事ができました。

オンラインセミナーの注意点

【視聴について】

  • 本講義はオンライン配信にて実施をいたします。
  • イヤホンやヘッドセットでのご受講を推奨します。
  • インターネット回線が安定した環境下で、PCでご受講できる環境をご用意ください。

【受講上のご案内】

    • 講義はビデオ会議ツール(Zoom)での配信となります。
    • ご利用されるPCなどへ事前にZoomのインストールが必要です。
    • 受講用URL、受講方法はセミナー事務局より3日前を目安にお送りさせていただきます。

※ご案内メールがシステムの都合届かない場合がございます。2日前までに届いていない場合はセミナー事務局までお問い合わせください。

【アーカイブ配信について】

  • アーカイブ配信(見逃し配信)は、受講者のみへの配信となります。
  • 開催後、3営業日後を目途に事務局よりメールにて視聴URLをお送りいたします。

【受講上の注意点】

  • 原則 LIVE配信となりますのでご注意ください。
  • 領収書はマイページよりダウンロードすることができます。
  • 本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
    上記が確認された際は、弊社のサービスの利用停止と、法的措置をとらせていただく可能性があります。

講師

木塚 晴久 氏

株式会社ウェイストボックス
環境ソリューション事業部 コンサルタント マネージャー 英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー
木塚 晴久 氏

地方自治体にて、廃棄物処理施設の建設や環境政策の企画立案等に従事。現職では、主に、サプライチェーン排出量(Scope1,2,3)算定支援、国際イニシアティブ(SBT、RE100等)に関する支援等を担当している。

野村昌平氏

株式会社ウェイストボックス
環境ソリューション事業部
野村昌平氏

建設コンサルタントにて、港湾・海岸に関する土木施設の設計・維持管理業務に従事。
自然災害の頻発をきっかけに、温暖化対策の必要性を感じ、(株)ウェイストボックスに入社。
主に、サプライチェーン排出量(Scope1, 2, 3)算定支援を中心に、クレジット創出支援を担当している。

SCOPE3(サプライチェーン排出量)算定実務 基礎講座

レベル

価格:22,000円(税込)