事業継続のために、重要性増している『サステナビリティ関連情報』
情報活用の勘所、社内外へ伝えるためのポイントを学ぶ
企業活動が環境・社会・経済に与える影響を、企業の価値評価・投資活動に反映させようとサステナビリティ関連情報の開示要請が国内外で高まっています。この『サステナビリティ関連(非財務)情報』とはどのような情報なのでしょうか?
サステナビリティ関連情報は、企業価値に影響を与える将来のサステナビリティ関連のリスク・機会を洞察するデータです。将来の財務パフォーマンスを分析する際に有効なものであり、財務データと同等の価値があります。
たとえば
- 事業ポートフォリオの方向性の検討
- 調達先の選定
- サステナビリティ関連KPI の設定
- 従業員エンゲージメント
などステークホルダーとの双方向的な対話を行うためのベースとしての活用用途があります。
一方で、財務諸表などのデータと比べて歴史が浅く、基準・制度、実務の積み上げが発展途上であり、経営戦略・事業運営上の位置づけも曖昧になっている企業も多いのが現状です。 また、データ収集と活用のためには、サステナビリティ関連データを統括する部署に加え、経営企画部門、総務部門、経理財務部門、システム部門、IR 部門、人事部門、各事業拠点、連結子会社、バリューチェーン等、関係部署・組織が多岐にわたるため、全体理解の底上げが必要です。
そもそも『サステナビリティ関連データ』は、具体的にどのようなデータを収集したものなのでしょうか?また収集したデータをどう活用すればいいのでしょうか? またこの情報を活用することで収益性があがるのでしょうか?
本講座では、これらの疑問を解決するために
- 『サステナビリティ関連情報』の見方、活用の基本
- 戦略を考える上で必要な『経済性』『社会性』『環境性』の考え方
- ステークホルダーが見るポイント
などサステナビリティ関連情報の基礎と活用への勘所を学びます。
このような方はぜひお越しください
- 非財務情報開示が求められる企業の事業開発部門・経営企画・サステナブル、カーボンニュートラル推進部門の方
- 財務と非財務の関係を把握したい方
- 社内外に説明する勘所を掴みたい方
- 事業計画、稟議書等に自社のサステナビリティ情報を盛り込みたいと模索している方。
プログラム
4月24日(水)14:00〜16:30
◇ これからの企業価値=非財務価値+財務価値
- サステナビリティ関連データとは?
- 財務価値は企業価値の一部でしかない
- 非財務情報が注目されている背景
◇非財務情報(サステナブル関連情報)を理解する
- 非財務/SDGs/ESG/CSRとは?
- 財務情報との違い
- 企業による非財務情報開示例
◇事業を伸ばすたの『非財務』の捉え方
- 非財務データの算定方法の基本的な考え方
- 経済性・社会性・環境性の3要素
- 非財務分野の自社の強み・弱みを把握するポイント
- ステークホルダー(金融機関など)が見ているポイント
◇ケーススタディー
- 非財務データを統合報告書から読み取る
◇まとめ
◇質疑応答
※途中休憩あり。
※ 内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※ 本講座は質疑応答時 講師と受講者 双方でコミュニケーションがとれます。
※ 受講者は、アーカイブ配信(見逃し配信)を後日視聴いただけます。期限は30日間です。
※ レジュメ資料配布:あり
※申込締切 2024年4月19日(金)
【視聴について】
- 本講義はオンライン配信にて実施をいたします。
- イヤホンやヘッドセットでのご受講を推奨します。
- インターネット回線が安定した環境下で、PCでご受講できる環境をご用意ください。
【受講上のご案内】
- 講義はビデオ会議ツール(Zoom)での配信となります。
- ご利用されるPCなどへ事前にZoomのインストールが必要です。
- 受講用URL、受講方法はセミナー事務局より3日前を目安にお送りさせていただきます。
※ご案内メールがシステムの都合届かない場合がございます。2日前までに届いていない場合はセミナー事務局までお問い合わせください。
【アーカイブ配信について】
アーカイブ配信(見逃し配信)は、受講者のみへの配信となります。
開催後、3営業日後を目途に事務局よりメールにて視聴URLをお送りいたします。
【受講上の注意点】
- 原則、LIVE配信となりますのでご注意ください。
- 領収書はマイページよりダウンロードすることができます。
- 本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。
上記が確認された際は、弊社のサービスの利用停止と、法的措置をとらせていただく可能性があります。
受講者の声
- 情報が体系的に整理されており、説明もとても分かりやすかった。
- FIPのメリット・デメリット等が理解できた。
- 具体的なビジネスの例もあり、参考になりました。
- FIPについてほとんど知識なく参加したが、仕組みや目的がよく分かった。
- 再エネに関する施策の検討に活かしたい。
- 既存FIT案件のFIP移行判断などの実務に活かしたい。
講師
サステナブル・ラボ株式会社
代表取締役
平瀬 錬司 氏
大阪大学理学部卒業。在学中から環境、農業、福祉などサステナビリティ領域のベンチャービジネスに経営企画や環境エンジニアとして携わる。これら領域において2社のバイアウト(事業売却)を経験。(社)サステナビリティデータ標準化機構・代表理事や京都大学ESG研究会講師を務める。非財務ビッグデータに関する執筆・講演多数。