スコープ3対応実務基礎講座 ~物流輸送配送篇~

物流領域における脱炭素対応の現状と課題を把握し、近未来の現実解を描く

物流業界の脱炭素化に期待を寄せる企業と、対応を迫られる事業会社の担当者が昨今増えています。
日本の部門別二酸化炭素(CO2)排出量のうち、運輸部門が19.5%を占めており、物流業界や物流部門の削減努力がカーボンニュートラルの目標達成に大きな影響を及ぼしていると言えます。

そのような方々に向けて、物流業界の脱炭素に関する網羅的な基礎知識と、最前線をお伝えし、自社の業務遂行だけでは得る事の出来ない、マクロ・ミクロ視点を身に付けて頂きます。

特に本テーマについては、物流業界の脱炭素に関して俯瞰的な現況とともに、EVトラックの最前線や、コストとの兼ね合い、さらにはカーボンオフセットを目指したカーボンクレジットの活用まで、国内外の事例も交えながら、現在の状況、今後の展望をお伝えいたします。

視聴URL、視聴方法は、お申込み後 翌水曜日13:00に事務局よりメールでご案内いたします。
チケット利用の方は専用フォームからお申込みください。

公開予定:2023年01月26日(木)~
視聴期間:30日間
視聴期間内であれば、何度でも繰り返しご覧いただけます。
レジュメ資料:あり

プログラム

 

◇ 第1部 脱炭素の潮流

● 気候変動リスクの深刻化
・ 気候変動リスクの深刻化/気候変動対策の必要性と世界の動き
・ ネットゼロ達成に向けた各国の状況/世界的潮流/物流業の情報

● カーボンニュートラル実現に向けた取組
・ カーボンニュートラル実現に向けた取組
・ カーボンニュートラルに向けた産業界の動向
・ カーボンニュートラルに向けた物流業の動向(航空、海運、陸送のロードマップ

● ネットゼロ移行に向けて
・ ネットゼロ移行が企業に及ぼす影響
・ 炭素税 ・ 取引先からの要求の強化
・ サプライチェーンマネジメントの必要性

◇ 第2部 荷主企業の脱炭素の動向・取組み・課題感

● Why:物流領域での脱炭素を求められる荷主企業
・ 荷主企業が物流領域での脱炭素対応が必要な理由
・ CO2排出量削減と物流コスト削減の関係

● What:荷主企業が脱炭素物流に向けて取り組むべきこと
・ 脱炭素物流に向けた3つのステップ
・ ステップ①物流におけるCO2排出量の可視化:概要/国内外の動向と事例/課題と今後の展望
・ ステップ②排出量の削減:概要/国内外の動向と事例/課題と今後の展望
・ ステップ③カーボンオフセット:概要/国内外の動向と事例/課題と今後の展望

● 荷主企業における脱炭素物流に向けた課題・チャレンジ

◇ 第3部 EV/FCVトラックの現状・見通し・課題

・ ZEVトラック化で先んじる欧州と実情
・ ZEV商用車の分類と特徴
・ (参考) 拡がるZEV商用車モデル
・ 最新アンケート①: 欧州事業者のZEV商用車の導入状況
・ 最新アンケート②: ZEV商用車導入にあたっての現状の課題
・ 4つのZEVトラック普及ドライバー
・ 環境規制① | 厳格化される 排出ガス規制
・ 環境規制② | 欧州で都市部に広がる乗入規制
・ 経済合理性 | EV/FCVトラックのトータルコストが内燃機関トラックを逆転する日
・ インフラ整備 |  “10兆円投資”が求められる充電・充填インフラ
・ 日本国内でのZEVトラック普及にむけて
・ 求められる社会システム変革 | LCAへの挑戦
・ (参考) 運行事業者視点での期待BEV関連サービス
・ 統合的なワンストップサービスモデルの必要性

◇ 第4部 物流業界の現状・海外競合の動向・日本の物流企業の現状と今後のチャンレンジ

・ 物流業界が脱炭素に取組む理由 ー 全排出にはおける物流業界の割合/荷主の要請/産業・地域別荷主のSBTへの対応 ・ 物流企業における主な排出源と想定される排出削減施策
・ 海外物流事業者の脱炭素への取組み/推移(例)
・ 脱炭素商品による顧客価値創出例
・ 脱炭素商品の提供における取組と論点
・ 日本の物流企業の現状 ー CNへのコミット状況/脱炭素への取組み
・ 日本の物流企業における今後のチャレンジ - ①脱炭素の価値化・商品化
・ 日本の物流企業における今後のチャレンジ - ②DXによる荷主のサプライチェーン最適化
・ 日本の物流企業における今後のチャレンジ - ③再委託先含めた取組み

※内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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講師

C.Tsuboi

PwCコンサルティング合同会社
マネージャー
坪井 千香子 氏 

ハウスメーカー、日系コンサルティング会社を経て現職。気候変動をはじめとする環境分野及び社会分野において幅広くコンサルティング業務に携わる。

企業のサステナビリティ戦略策定・取組支援、脱炭素・環境取組支援、ESG評価対応支援、及び、官公庁事業における気候変動関連調査、ESG関連動向調査、働き方改革支援、ワークライフバランス推進事業等に従事。 企業のサステナビリティ・脱炭素取組、働き方改革、両立支援等に深い知見を有する。

J.Masuda

PwCコンサルティング合同会社
シニアマネージャー
増田 潤一郎 氏 

システムインテグレータにてシステムエンジニアとしてSCMシステムに関わる要件定義、設計、開発、運用保守などの業務に従事した後、現職。
製造業のクライアントを中心に、特にロジスティクス領域におけるプロジェクトに数多く携わる。

また、サプライチェーンデザインツールを活用した最適なサプライチェーンネットワークのデザインから、サプライチェーン改革の実行、定着までの一貫した支援を強みとする。

K.Abe

PwCコンサルティング合同会社
ディレクター
阿部 健太郎 氏 

米系コンサルティングファームを経て現職。

自動車・次世代モビリティ領域における事業企画・M&A・実行支援、海外進出支援を中心に、業際領域において多様なコンサルティング経験を有する。

大手自動車メーカーの経営企画部門に出向経験から、全社戦略・組織設計にも従事。東南アジアオフィスへの駐在実績を有し、ハンズオン型の支援も豊富に行っている。

K.Fujii

PwCコンサルティング合同会社
シニアマネージャー
藤井 克彦 氏 

物流事業に係るサステナビリティ戦略立案・推進、DX事業構想~実行、新規事業/サービスの企画~実行、オペレーション企画/改善、営業・マーケティング戦略立案~実行、組織設計・立上げ、ガバナンス構築等のコンサルティングに従事。

メール/宅配、3PL、フォワーディング等、様々な物流事業にて15年以上に渡るプロジェクト経験と知見を有し、近年は2030-2040年の社会環境・サプライチェーンの変化を捉えた物流の在り方・事業検討、物流業界におけるサステナビリティ経営、脱炭素、DXの構想~実行を行う。

スコープ3対応実務基礎講座 ~物流輸送配送篇~

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価格:22,000円(税込)