ここまでできる!CCS・CCUSの可能性

CO2の分離・回収・貯留技術を俯瞰する

脱炭素社会を目指す中で、CO2排出量を減らす取り組みを官民あげて行っています。その選択肢の一つとして、CO2の分離・回収・貯留の技術が注目されつつあります。CCU・CCSと呼ばれるこれらの技術は、大気中のCO2削減に貢献するだけでなく、鉱物・コンクリート、燃料、化学品などの高付加価値化を目指しています。2030年頃の技術普及を目標に、現在は経産省が開発・実証・拠点整備に資金を投入しています。具体的には、カーボンリサイクル関連予算(NEDO事業)として令和四年度は539億円、グリーンイノベーション基金(同事業)では令和二年度補正予算で2兆円の予算がついている、注力事業です。

そこで本講座では、CCU・CCSで何ができるようになるのか、実現した社会がどのようなものかを、最前線の研究者が解説します。この分野の情報をいち早く入手することで、2030年の基盤技術を理解し、自社事業への影響を検討することが可能になります。

プログラム

(1)いまCCS・CCUSが注目される理由

  • 2050年脱炭素へのシナリオ・行政の動き・EUタクソノミーなど

(2)CCS・CCUSの社会実装に必要な考え方

  • 各種CO2分離回収技術の概要と比較
  • 産業セクターで考えるべきこと

(3)社会実装に向けた研究開発

  • 燃焼排ガスCO2の分離回収
  • 大気中CO2直接回収(DAC)
  • カーボンニュートラルメタン

(4)CO2の回収・利用が広まった未来の展望

  • 国内外の先進事例

※ 視聴URL、視聴方法は、お申込み後、翌水曜日13:00に事務局よりメールでご案内いたします。
※ チケット利用の方は専用フォームからお申込みください。
※ 公開予定日:2022年10月12日(水)~
※ 視聴期間:30日間(視聴期間内であれば、何度でも繰り返しご覧いただけます。)
※ レジュメ資料:あり

オンデマンド配信の注意点

受講上の注意事項

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講師

名古屋大学未来社会創造機構
教授
則永 行庸 氏

則永 行庸 氏平成6年北海道大学工学部応用化学科を卒業、平成11年に博士(工学)を取得。その後、東北大学反応化学研究所、ドイツ・カールスルーエ大学フンボルトフェロー、北海道大学、九州大学先導物質化学研究所を経て、平成29年より現職。平成30年名古屋大学未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所所長、同脱炭素社会創造センター副センター長化学工学会理事等に就任。
専門は、化学工学で、バイオマスや廃棄物の高効率利用、熱流体シミュレーション、CO2の分離・回収・利用、超耐熱材料製造プロセス開発等に取り組んでいる。日本エネルギー学会進歩賞(平成23年度)、同学会論文賞(平成27、28年度)などを受賞。

ここまでできる!CCS・CCUSの可能性

レベル

価格:22,000円(税込)