将来の脱炭素を実現する上で、
大きな期待が寄せられる『水素エネルギー』
水素エネルギーにはグリーンやブルーなどの水素の「カラー」があります。特に、再生可能エネルギーを活用して生み出す「グリーン水素」は、利用時だけでなく製造段階でもCO2を排出しないカーボンフリーなエネルギーです。
海外で製造するグローバルサプライチェーンの重要性は言うまでもありませんが、国内の再生可能エネルギーを主力エネルギーとして活用していくためには、再エネを水素に変換して貯蔵・利用していく視点が不可欠です。また水素と副産物を併産することで水素の製造原価を大幅に低減できる製造する方法など経済性を考慮した製造手法の社会実装に向けた取り組みも生まれ始めています。
本講義では、脱炭素時代に水素エネルギーが必要となる背景や普及状況、事業化に必要な視点を解説します。
プログラム
◇なぜ今水素が注目されているのか?
・脱炭素に向けた流れ
・脱炭素に向けた選択肢
◇水素の製造方法とカラー
◇水素が脱炭素のエネルギーの鍵として期待されている理由
・期待されている主な2つの理由
・各国の動向(EU・日本・中国・米国の水素戦略)
・エネルギーキャリア(水素を運ぶ)の法規制
◇水素システムの普及の現状(海外)
・水素・燃料電池に関連するこれまで
・中国・カリフォルニア・欧州・韓国の普及現状(2021年時点)
◇水素システムの普及の現状(国内)
・自治体事例
・燃料電池自動車
・水素ステーション
・家庭用燃料電池
◇国内再生可能エネルギーからのグリーン水素製造の経済合理性
・水素ステーションでの販売価格から見た水素の原価
・製造原価の考え方の確認
・太陽光など再生可能エネルギーからの水素製造の経済性
◇事業化に必要な視点
・正攻法から視点をずらす
・付加価値から考える
・正攻法をやめるための事例と視点
◇今後の展望
※内容が一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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講師
古山 通久 氏
2002年東京大学にて博士(工学)取得。2008年九州大学教授、2016年物質・材料研究機構ユニット長を経て現職。
九州大学では水素エネルギーシステム専攻の教育を兼担、物質・材料研究機構ではグリーン水素の低コスト化に資するシステムを公表し、2019年環境・エネルギー分野における社会実装加速のため株式会社X-Scientia創業。
現在の所属は以下の通り
信州大学先鋭材料研究所 教授
京都大学オープンイノベーション機構 特定教授
広島大学大学院先進理工系科学研究科 客員教授
株式会社X-Scientia 代表取締役
株式会社マテリアルイノベーションつくば 研究戦略企画部長